双子妊娠は管理入院が必要?胎盤、羊膜の数で変わるリスク

こんばんは!もうすぐ2019年も終わりですね。全国的にインフルエンザが流行中です!お出掛けする機会が増える年末年始は特に感染予防に気を付けてくださいね。

飛沫感染対策のマスクや手洗いうがいが有効です。お子さんにはこまめに水を飲む方法が簡単でおススメです(^^)

さて今回紹介するのは、切迫早産の入院中に初めて聞いた双子ママの豆知識について。

双子には「一卵性双胎」と「二卵性双胎」がありますが、胎盤や羊膜の数によってさらにタイプ分けされているそうなんです。それによって妊娠・出産時のリスクが変わってくるとか!

一度に二人の赤ちゃんを授かるという神秘的な双子妊娠について調べてみました。

スポンサーリンク

一卵性と二卵性

双子を妊娠・出産する確率は100組に1組。近年は不妊治療で複数の卵子を同時発育させることなどが双子以上の多胎妊娠を増やす要因になっているとも言われています。

よく耳にするのは一卵性と二卵性の違い。一卵性双胎は1個の受精卵から分裂して発生したものです。同じ遺伝子を持つため性別は同一で見た目もそっくりです。

二卵性双胎は2個の受精卵から発生したもので、性別が男女に分かれることもありますし容姿が似ていないこともあります。

その中でさらに「膜性」というものでリスクを3タイプに分類しています。

二絨毛膜二羊膜…絨毛膜とは赤ちゃんに臍帯を通じて栄養を送る胎盤のこと。羊膜とは羊水で満たされた赤ちゃんが入っている部屋のことです。

2人の胎児がそれぞれ別々の部屋で胎盤を持って暮らしていて、血流がお互いに影響することはありません。すべての二卵性双胎と一部の一卵性双胎が当てはまります。

一絨毛膜二羊膜…ひとつの胎盤を共有しながら別々の羊膜の中で暮らしています。血液が2人の赤ちゃんの間を循環します。

一絨毛膜一羊膜…もっともハイリスクと言われるのが胎盤ひとつ、羊膜ひとつを共有しているパターン。とても珍しく双胎妊娠の約1%と言われています。

どんなリスクがある?

双胎妊娠は胎児の成長速度が遅くなることや早産のリスクが高くなります。妊娠中の母体にかかる負担も大きく妊娠高血圧症候群などにもなりやすいそうです。

胎盤ひとつを共有する一絨毛膜性の場合は2人の間で血液循環の不均衡が起こりやすくなって片方の成長が遅れたりすることもあるそうです。

さらに一羊膜だとそれぞれの臍帯が絡み合ったりして胎児の突然死が起こる危険性が。さまざまなリスクを考慮して、双子ママは長期の管理入院をする場合が多いそうです。

ただ二卵性双胎だと「二絨毛膜二羊膜」で一番リスクが低いので、問題がなければ管理入院せず出産前後で帝王切開手術のため入院するのみの妊婦さんも。

今回、私の入院期間中にも一人だけ出産直前に入院してきた双子ママがいましたが、「妊娠期間中にほとんどトラブルがなかったまれなケース」と医師に言われたそうです。

ほかの双子ママはほとんどが1~2カ月の管理入院をすることになり、一緒に長期入院の日々を過ごしました(^^)

どの出産も命がけ!

双子ママは心配事や体の負担が大きくてとても大変そうな妊娠期間を過ごしていました…

双子ママに限らず、どの妊婦さんも赤ちゃんのことを真剣に考えて、命がけの出産に備えていてとても励まされました。いろんな妊婦さんとじっくりお話できたことが入院して良かったことのひとつです♪

2019年は新たに長女を授かり、とても思い出深い一年となりました。皆さんはどんな年でしたか?2020年も健康に過ごせますように。どうぞ良い年末年始をお過ごしください(^^)

スポンサーリンク