切迫早産で入院⑤突然嘔吐する「自家中毒」。ストレス、空腹が原因に

こんばんは!近頃はだいぶ涼しくなって過ごしやすくなってきましたね(^^)現在、妊娠30週3日、切迫早産の治療のため入院33日目です。

先週、子宮頸管長が現状維持できているため張り止めの点滴薬から内服薬に替えて様子を見ていたのですが…

残念なことに子宮頸管が思いっきり短くなってしまいました(><;)そのため現在は点滴生活に逆戻りしました。

内服薬で症状が落ち着くようだったら外泊や一時退院も可能とのことで期待していたのですが、人生思うようにはいかない!

でも「家に帰りたい」「点滴取りたい」とずーっと心の中でくすぶっていたので、一度内服薬にチャレンジできたことで何か吹っ切れた気がします(^^)結果的には良かったです!

さて先日、35年前に私が生まれた時の母子手帳を見返していましたら「自家中毒」という記述を見つけました。

自家中毒って何?私がそれにかかっていたの?

母に聞いてみると、私は1、2歳頃に自家中毒という症状に悩まされていたそうです。これは子どもに起こりやすく、そんなに珍しくはないんだとか。

今回は自家中毒について症状や対処法などを調べました。

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子宮頸管長の推移

ここ1週間の体調の推移です。

【子宮頸管長の推移】
29週4日 2.0cm→数日で5mm短くなっていたため内服止めて再度点滴
30週1日 2.3cm

内服薬に切り替えてから特に子宮の張りを感じなかったし、張りを計測するモニターでも感知できなかったので「これはいい調子だ♪」と安心していました。しかし、子宮頸管は知らず知らずのうちに短くなってしまいました(> <)

医師に聞いたところ、「通常はお腹の張りがなければ子宮頸管は短くならない」そうです。私の場合は強いお腹の張りがないのに短くなってしまったことから「子宮頸管が元から柔らかい体質。赤ちゃんの重さ自体が負担になっているのでは?」とのことでした。

そして「この状態で強い張りがあると、最悪出産につながる恐れがある」とのことで再度張り止めの点滴に戻して安静に過ごすことになりました。

点滴に戻してからは2.3cmまで少し回復したので、やはり子宮頸管にかかる負担を減らすことができるようです。

自分では張っている自覚がないのに子宮頸管が短くなるなんて怖い、怖すぎる!目標である36週まで点滴を外す可能性は低そうですが、このまま大人しく病院にお世話になろうと思いますm(_ _)m

再度点滴になってから動悸の副反応がひどく、座っているのも辛くて一日横になっている状態でした。そこで動悸を抑える漢方「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」を処方してもらったところ、症状が改善しました!

この漢方は血行を良くしてむくみにも効くそうでおススメです。ただ味はとっても苦く、いかにも漢方!という感じです(^^;)市販もされています。

自家中毒って何?

さて、話は変わりまして「自家中毒」についてです。自家中毒は「周期性嘔吐症」「アセトン血性嘔吐症」とも呼ばれます。その名の通り、主な症状は嘔吐。

それまで元気だったのに急に気分が悪くなったり、腹痛や頭痛を訴えたりして元気がなくなってしまいます。食事を取れないことが多く脱水症状になってしまう恐れも。

疲れ、風邪、緊張やストレスなどが引き金になると言われています。子どもが運動会や発表会の前などに緊張しすぎて自家中毒を引き起こすこともあるそうです。

「自家」という言葉の意味は、ウイルスや細菌など外部からの要因ではなく、体内で作られた毒素によって中毒症状が起きることを表しています。

どうして子どもに多いの

自家中毒の好発年齢は2~10歳の子ども。なぜ子どもに多く症状が出るのでしょうか?

私たちの体を動かすエネルギー源は主に脂肪と糖分です。糖分が少なくなってしまうと脂肪を分解して栄養源に充てることになりますが、その時に出る「ケトン体」という物質は酸性で、過剰に体内にたまると体調不良を引き起こします。

糖分は筋肉や肝臓に蓄えられますが、筋肉量が少ない子どもは糖を多くためることはできずすぐに使い果たしてしまいます。やむなく脂肪を分解してエネルギーに充てた際にケトン体をたくさん作ってしまうのです。

ケトン体はリンゴが腐ったような独特な匂いがするそうで、患者さんの体から発する匂いで気付くこともあるそうです。医療機関ではおしっこからケトン体が検出されると自家中毒と診断します。

【体験談】兄のいじりがストレスに?

私が自家中毒を発症した時に「原因はストレスではないか」と医師に言われたそうです。

私には3歳上の兄がいるのですが、子どもの頃のきょうだい同士は何かと小競り合いが多いもの。何でも兄の真似して手を出したがる妹にイラついて怒ったり、叩いたり、泣かせたり…ということが続いていた時、急に嘔吐する症状が出たんだとか。

兄のいじり(いじめ?)が当時の私にとっては子ども心にストレスだったのでしょうか(^^;)ちなみに今は普通に仲良しです♪

予防法と発症時の対処法

子どもの自家中毒を予防するには十分な糖分を事前に取っておくことが大切。なので食事は抜かずにきちんと3食取りましょう。脂肪分が少なく炭水化物やたんぱく質が多い食事が理想です。

過度のストレスは腸などの消化器に影響して嘔吐を引き起こしやすくなるので、イベントの前後はリラックスして過ごせる環境作りに努めましょう。疲れをためないようしっかり睡眠と休息を取ることも大切です。

もし発症してしまった時は糖分を取ることで改善が期待できます。一気に水分をとると吐いてしまうかもしれないので、ジュース、スポーツ飲料、経口補水液などを5分間隔で一口ずつ飲ませます。

誤飲の恐れがない小学生以降のお子さんなら飴玉を与えるのもいいかもしれません。

それでも症状が改善されなかったら、早めに医療機関を受診すると、ブドウ糖の点滴薬などで改善することができます。

多くが成長と共に改善

子どもの頃は自家中毒を繰り替えしてしまっていても、10歳を過ぎると糖分や脂肪の代謝機能が発達するので自然に起こさなくなる場合が多いそう。

しかし何度も定期的に繰り替えしたり、短期間で連続して起こると代謝異常や脳腫瘍などの重大な病気が隠されていることもあります。

少しでもおかしいと思ったら迷わずすぐに医療機関を受診しましょう!

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