「満月の夜は出産が多い」は本当?医療現場での見解を聞いてみた

2018年5月25日

「満月の夜に出産が多い」という話、一回は聞いたことがありますよね。

月の引力が潮の満ち引きに影響するように、羊水で水分量が増えている母体にも力を及ぼす…

というもっともらしいような、都市伝説のようなお話です。医療現場では実際にどう捉えられているのか、実際に聞いた話をまとめてみました。

スポンサーリンク

月の引力が出産に影響?

月の満ち欠けの周期は約29.5日で繰り返されています。満月の時は月の引力により海水が集まり「満ち潮」となります。月の引力が本当に出産にも関係するのでしょうか?

私は当初、まったく信じていませんでした。というのも母体の水分量が増えると言っても、海水の量と比べたら雲泥の差です。「それならなんで浴槽にためたお湯は増えたり減ったりしないんだろう?」と考えていました。

助産師も認める月とお産の関係

少し考えが変わったのは2年ほど前。当時、私は長男を妊娠した際に切迫早産と診断され、2カ月間の入院生活を送ることになりました。長期入院をしていると、先生や助産師さんとも仲良くなって雑談をするようになります。

その中でしばしば聞かれたのが「昨日は満月だから出産が多くて…」という趣旨の表現。

当時私が入院したのは大学付属の総合病院です。「大学病院勤務の医療従事者が月とお産の関係を認めている!?もしかして科学的根拠があるのか!」とびっくりしました。

科学的根拠はあるの?

医師や助産師さんに意見を聞いてみると何人かの方は「科学的根拠はないけど、実際に多い!」とのこと。

 反対に、満月なのに全然赤ちゃんが産まれない日ももちろんあるそうです。「満月の日に赤ちゃんが多く産まれた」というエピソードのほうが印象に残っているだけのことかもしれませんが、もし本当だとしたらとても神秘的ですね。

さらにある医師によると「遺伝子に組み込まれた本能だよね。外敵が少ない夜、かつ手元が明るい満月に生まれたほうが生存率が高いから」という見解が!なるほど~と納得しました。

息子が産まれた時は…

同じように入院中の妊婦さん達の中でも「満月の日」は気になる話題の一つで、カレンダーに赤丸を付けている方もいたくらいです。

私の場合は、長男が産まれたのが満月前日のお昼!…すごく微妙ですね(^^;)

しかし予定日より3週間も早く産まれたので「これは満月の影響かも?」と当時は思いました。生命の誕生にはまだまだ科学で解明できない部分がたくさんあるのかもしれません。

スポンサーリンク