【体験談】MRIにヒートテックは禁物!安全に検査を受けるコツ
以前の記事で、MRI検査の体験談を紹介しました!私は持病の脳動脈瘤があるので、経過観察のため半年に一度MRI検査を受けています。
つい先日、定期検査を受けてきました。検査機が少し変わったようで、快適さがややアップしていました。
そして今回初めて知った事実が「ヒートテックを着てMRIを受けてはいけない」ということ!
知らずにばっちりヒートテックを着ていた私はすぐに更衣室でぬぎぬぎ…やや肌寒さを感じながらの検査になったのでした(^^;)
具体的にはなぜダメなのでしょうか?ヒートテックなど機能性肌着の「素材」が関係しているようです。
MRI検査を安全かつスムーズに受けるためのコツをまとめてみました。
頭部MRIは着替えなくてOK
私が現在、定期検査を受けている病院では頭部MRI検査の際に服を着替えなくてもOKです。
受付をして待合室で待って、名前を呼ばれたらすぐに検査室に案内されて私服のままで機械のベッドに横になります。時間も20分程度で終わるので、思ったよりずっと気軽な検査です。
ただし他の病院で受けた時は検査着に着替えなくてはならなく、時間も30分程度かかりました。さらには動かないようベルトで腕を固定されるなど、かなり準備段階で入念に時間をかけていました。このへんは病院によって差がありそうです。
なぜヒートテックを避けるべき?
さて今回、検査室に呼ばれた時に検査技師さんに「ヒートテックを着ていたら脱いでください」と声を掛けられました。
こんなことを言われたのは初めてだったので「そうなの!?」とびっくりしましたが、事前に渡された検査の注意書にはしっかり書いてありました!自分の確認不足…(= =)ネットで調べてみると検査時の常識になっているみたいです。
人間の体からは知らず知らずのうちに汗や水蒸気などの水分が失われています。その水分がヒートテックに含まれるアクリルやレーヨンなど「吸湿発熱素材」の繊維にくっつくことで「吸着熱」という発熱反応が起こります。
吸湿発熱素材の繊維は、長い時間にわたって吸着熱を発生させるためにたくさんの水分を効率的に吸いやすくなっているのです。
やけどする危険性
この水分がMRI検査を受ける際に問題になります。ヒートテックは湿ることで熱を発生させる仕組み。強力な磁場を発生させるMRI検査では、水分に電流が発生してやけどをしてしまう可能性があります。
さらにヒートテックは熱を内側に閉じ込める機能もあり、一層高熱を感じてしまう危険性が!肌に直接触れているインナーで電流が発生したらと思うと…恐ろしいですね(@@;)
でも日常生活では吸着熱でやけどをすることはありません。普段はどんどんヒートテックを活用して、MRI検査の時は乾きやすいコットン素材のインナーにすると安心です。
検査をスムーズにするコツ
MRI検査の時に「金属製品を身に着けてはいけない」というのは常識。強烈な磁場の中では金属は高温になる時があります。
以外に忘れがちなのが、「メイク用品」です。マスカラやアイシャドウに細かい鉄粉が使われている場合があります。まつ毛エクステも接着剤などに金属成分が入っているかもしれません。
安全のためにはメイクはしないほうがいいんですね。体調の変化がないか顔色を見るためにも病院を受診する時は基本的にノーメイクのほうがいいみたいです。
機器の快適さはアップしてた!
今回使用した機器は前回と比べて少し改善されていました。それは「次の検査は〇分かかります」と事前にアナウンスが入るようになったこと!
ヘッドフォンを付けているとはいえ工事現場のような爆音が耳元で鳴るのはやはり不快。「あと〇分耐えるぞー」と心構えができていると随分違います(^^)
顔の前は鏡越しに周囲が見えるようになっているし、閉塞感はなくまずまず快適。今回もあやうく寝そうになってしまいました。
気になるお会計は保険が適用されて自己負担7050円でした。健診のために検査を受ける場合は保険が適用されない場合もありますので事前にチェックしてくださいね。
これからMRI検査に臨む機会がある方は、ヒートテックは着ない&ノーメイクを心掛けスムーズに検査を受けましょう!
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