【体験談】MRI検査は意外と快適！人体への影響、妊娠中の使用は？

2018年9月14日

みなさんはＭＲＩ検査って知っていますか？

「名前を聞いたことはあるけど、実際に受けたことがない」という方も多いのではないでしょうか。

実は私は持病の脳動脈瘤があるため、半年に一回ペースでＭＲＩ検査を受けて経過観察をしています。

初めて検査を受ける時は「ＭＲＩってそもそも何？」「体に悪影響はないの？」「妊娠中や授乳中はどうする？」と私自身、さまざまな疑問や不安がありました。

今回は体験談も交えながら、これからＭＲＩ検査を受ける方が疑問に思うであろう点をまとめてみました。

ＭＲＩ検査って何？

ＭＲＩは「Magnetic Resonance Imaging」の頭文字を取った略語で、日本名は「核磁気共鳴画像法」と言います。

強力な磁場を発する筒の中に入り、体内の水分子の結合状態をコンピューター解析し、断面画像として見ることができます。

水分量が多い脳や脊髄、血管などの撮影に向いているそうです。画像は非常に鮮明で、がんなどの早期発見に活用されています。

一番気になるのは「何か体に悪影響はないのか」ということではないでしょうか。

ＭＲＩは磁力を使う検査なので放射線被ばくをしません。レントゲンやＣＴ検査は少なからず放射線を浴びることになるので、これもＭＲＩ検査のメリットのひとつです。

ただし、ＣＴ検査などによって浴びる放射線量は航空機に乗った時などに比べると少ないと言われています。また、放射線を浴びたことが即座に「がんを引き起こす」という明確な証拠はないので、過度に心配することはありません。

放射線を浴びたことでがんになるリスクよりも、画像診断検査で病原を特定できるメリットのほうが大きいのではないでしょうか。

ＭＲＩ検査は強力な磁力を浴びるので、以下の人には禁忌とされる場合があります。対応している機器もあるので、事前によく確認しましょう。

前述した通り、放射線を使うわけではないので妊娠中や授乳中の女性でも受けることが可能であると言われています。私自身、授乳中に初めてのＭＲＩ検査を受けました。

しかし、医師によって見解はさまざまです。脳神経外科の担当医に聞いたところ「妊娠中でも影響なし」と言われましたが、産婦人科の医師は「100％安全と言えないので、妊娠中はできるだけ避けるべき」と反対の意見でした。

影響が気になる方は妊娠中、授乳中を避けて検査することをおすすめします。

先日、半年に一度の定期検査を受けてきました。私が通院している病院の場合、検査は20分ほどで、着替える必要もなく私服のままで受けられます。

ベッドの上にあおむけになり、大きな筒型の機械に膝のあたりまで入ります。手にはトラブルがあった時に備えてナースコールを握った状態です。

「まっくらで狭くて怖い」というイメージがあるかもしれませんが、実際は顔の前はライトアップされていて、鏡越しに周囲の様子が見えるのでそれほど閉塞感はありません。

「非常に大きな音がして不快」という方もいるようです。確かに工事現場のドリルや金づちの音を電子音にしたような不思議な音が断続的にしていますが、ヘッドフォンを付けて音楽を流してくれるので特に気になりません。

慣れてしまえば寝てしまうくらいです（＾＾；）ちなみに、磁場を変える時に大きな音が鳴るんだそうです。

上記のように割と快適に検査を受けられることが多いのですが、古い型の機器だと不快な思いをする場合もあります。

以前に検査を受けた病院では、古い型の検査機を使っていたようでとにかく筒の中の空間が狭くてまっくら！しかも「動かないように」と二の腕のあたりをバンドで拘束されて、非常に窮屈で苦痛でした。

暗闇の中で動けないと思うと、何とか動いて逃げ出したくなる衝動に駆られるもの！実際は30分ほどの検査時間でしたが、もっともっと長く感じられました。現在の病院の快適さとは雲泥の差です（＾＾；）

気になる方は、医療機関の検査機器についても事前にリサーチしてみてはいかがでしょうか。

価格は病院によって異なりますが、5000～7000円程度のことが多いようです。健診で脳ドックなどを受けた場合はもう少し高くなるかもしれません。

私は産後に受けた市民健診の脳ドックでたまたま脳動脈瘤が発見されました。自覚症状も何もないまま軽い気持ちで受けた検査だったので本当にラッキーでした！

普段は見えない体の中を知ることができる画像撮影検査は病気の早期発見に有効です。ぜひ健診をしっかり受けて、大切な自身の健康を守りましょう。

Posted by なみ

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