切迫早産で入院⑦小さじ一杯で命の危険!子どもの「食塩中毒」

こんばんは!妊娠32週3日、切迫早産の治療のため入院47日目です。気になる子宮頸管長は現状維持したまま過ごしています。

胎児の推定体重は1890gとだいぶ大きくなってきました!参考のため、長男の妊娠時に切迫早産で入院していた時の記録を見返してみると…

32週頃に胎児の体重2000gを超えると子宮頸管長が1.5~1.8cmと急に短くなる傾向がありました。胎児の体重が負荷になっていたのだと思います。今回はできるだけ安静に努めて子宮頸管に優しい生活を送りたいと思います(^^)

ちなみに現在の安静生活とは、「部屋以外の外出は基本禁止」「シャワー、トイレ以外はベッドに横になる」という感じ。一日300歩ほどしか歩いていないのでは!?出産時に筋力・体力が残っているか心配です(><)

さて、身近な食材でも過剰に摂取すると有害になるものは多くありますよね。以前に紹介したぎんなん中毒もそのひとつ。

今回取り上げるのは、さらに日常に欠かせない調味料である「塩分」です。2015年には岩手県の保育施設で過剰に食塩を加えた飲料を飲ませたことで当時1歳の園児が死亡するという信じられない事件が起きました。

ただ、「熱中症対策には塩分摂取を」という認識があるのも事実です。どこまでが適正な量で、どこからが有害になるの?子どもの食の健康を預かる上で、ぜひ知っておきたい「塩分中毒」について調べました。

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子宮頸管長の推移

ここ1週間の体調の推移です。

【子宮頸管長の推移】

32週1日 2.3cm

張り止め点滴薬の新たなマイナートラブルで発疹が出てきました!これも副反応のひとつらしいです。特にひどいのは両腕とお腹。全体的に赤い発疹が広がっていて、かゆくて夜に目が覚めてしまうこともあります。

ステロイドの軟膏を塗ってかゆみを抑えていますが、これは点滴を続けているうちは続く症状かもしれません(涙)

塩分中毒ってなに?

塩分は体にとって欠かせない栄養素のひとつ。塩分は体内に取り込まれるとナトリウムイオンと塩素イオンになり、細胞内外の水分バランスや浸透圧を維持整したり、血圧を調整したりします。

熱中症になってナトリウムイオンが大量に失われると、筋肉の収縮や血圧の調整がうまくできなくなり、吐き気やめまいなど不調を引き起こします。その場合は、経口補水液などで塩分補給をすると症状が改善することが多いようです。

一方で、過剰な摂取はこれまた体にとって悪影響です。最近は塩分の取りすぎによる心不全や高血圧など生活習慣病が社会問題になっています。

塩分を必要以上に摂取すると、血液中のナトリウムイオン濃度が体内の水分を血管内に引き込みます。血管内の水分が多くなると臓器が水浸しになるようなもので、深刻なダメージを与えることに。

さらに短時間のうちに大量の塩分をとると、冒頭で紹介した園児のケースのように死亡してしまうケースもあるのです。

小さじ1杯でも子どもの塩分致死量に

塩分はどれくらいまで摂取しても安全なのでしょうか?

厚生労働省は生活習慣病の予防のためには成人男性で1日あたり8g未満、成人女性で1日あたり7g未満を推奨しています。

命に危険が生じるほどの食塩摂取量とは体重1kgあたり0.5gと言われています。体重50kgの人の場合、25gの食塩で致死量に達することになります。

そしてこれが体重10kgの子ども場合は5g。たったの小さじ1杯分の食塩で命が危険にさらされてしまうのです。

経口補水液500mlに含まれる塩分は約1.5gと言われています。単純に考えると体重10㎏の子どもは3本ちょっとで致死量に達してしまう計算になります。

しかし、濃縮された塩分をそのままとるのと、経口補水液として薄まったドリンクを飲むのとでは血液中のナトリウム濃度の上昇スピードが全然違います。

調味料として使った場合も他の食材から出た水分などでだいぶ薄められるので、日常生活ではそれほど心配する必要はないそう。極端に言うと、「海水をそのまま飲む」というレベルのことをしなければ大丈夫です。

ただ汗をかいたからといって子どもに経口補水液やスポーツ飲料をグビグビ飲ませていると塩分の摂取しすぎになってしまい、腎臓に負担をかけてしまうかもしれません。

子どもは腎臓の機能がまだ発達途中で体内の不必要な物質を十分に排出できませんし、塩分のとりすぎでのどが渇いていても自力では水分を飲んだり意思を伝える事ができないので注意しましょう。

経口補水液で塩分を補う際は、予防のために使うのではなく実際に脱水症状が出た時に飲むことをおすすめします!もしもの時にストックしておくと安心です。

食材そのものの味を楽しもう

不幸にも亡くなった園児のように命を落とすほどの塩分を飲んだとなると、普通ではありえないほどの濃度だったと推測されます。それこそ海水のような濃さだったのではないでしょうか。1歳の子どもがすすんで飲む味とは考えづらいのですが…

この事件の裁判では業務上過失致死罪で元施設経営者に対して禁錮1年、執行猶予3年という判決が出ています。この元施設経営者は「熱中症予防のためイオン飲料に食塩を足した飲み物を飲ませた」と証言しているらしいのですが、なんでそのような非常識なことをしたのか理解に苦しみます。

もし本当に良かれと思ってやったことだとしたら、大人の無知のために命を奪われた子どもが本当にかわいそうです。子どもや家族の健康を守るためにも正しい知識を身につけていたいですね。

離乳食が3回になる生後9カ月前後からは少量の調味料を使い始めることができます。我が家の食事はできるだけ薄味に仕上げ、大人が物足りないと思った時はそれぞれセルフで調味料を足す…という方式にしています。

外食などをするとどうしても過剰に塩分をとりがちです。家庭では食材そのものの味を楽しむようにしたいですね(^^)

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