夏や秋も発症リスクあり。インフルエンザ予防接種は10月中に!

毎年のように冬場に大流行するインフルエンザ。11月頃から感染者が多くみられるようになり、1~3月頃にピークを迎えます。

「寒くなってから流行るもの」というイメージがありますが、近年はもっと早い時期から罹患する患者が増えているそうです。

外科医の夫が勤務する病院でも、すでに小児科でインフルエンザの患者が見られるようになったんだとか!

特に子どもはまだ免疫力が未熟なので、4週間あけて2回の予防接種が推奨されています。流行時期になってしまうとワクチン不足になることも加味して逆算すると、10月中には1回目の接種を済ませておきたいですね。

今回はこれからの時期に気を付けたいインフルエンザについて、冬以外でも罹患するケースやワクチン接種をおすすめする理由、二次感染を防ぐ方法などをまとめました。

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低温低湿を好むウイルス

インフルエンザウイルスが喉や鼻の粘膜で炎症を起こし、高熱・咳・鼻水・倦怠感・食欲不振などの症状を引き起こします。メジャーな疾患でありますが、重症化すると死亡するケースもあります。

なぜ冬場に流行るかというと、「気温」と「湿度」が関係あります。インフルエンザウイルスが長時間にわたって活動できるのは気温20度以下、湿度20%程度です。

逆に言うと、夏場でもエアコンなどで低温+乾燥した室内にいるとインフルエンザに罹患する可能性があるのです。

インフルエンザウイルス自体は、海外から持ち込まれるなどして一年を通じて空気中に存在する可能性があります。

実際に今年7月、私の知人のお子さんも夏場のインフルエンザになってしまい大変だったそうです!ぜひ夏でも油断せず、空調には気を付けたいですね。

ワクチン接種が一番の予防策

一番の予防方法はワクチン接種をすること。流行時期に複数のウイルスが流行することもあるので確実に防げるわけではありませんが、重症化することを抑える効果が期待できます。

特に子どもは外界の雑菌に触れる機会がまだ十分ではないため、インフルエンザにかかると一気に重症化してしまう恐れが。事前にワクチンを打っておくことで抗体がつきやすくなり、症状を軽減する効果が期待できます。

医療機関でワクチンを準備する時期はそれぞれの施設ごとに違いますので、個別に問い合わせて調べることになります。一般的にワクチン接種に適した時期は11~12月とされています。

子どもは10月中の接種がおススメ

しかし前述した通り、「生後6カ月以降~13歳未満」の子どもは4週間あけて2回の予防接種が推奨されています。

小児科では10月からワクチンを用意していることが多いので、ぜひ問い合わせて早めに予約を取りましょう。

二次感染を防ぐコツ

もし予防接種をしても罹患してしまった場合、二次感染を防ぐ必要があります。インフルエンザが恐れられている理由の一つはその感染力の強さ。集団感染により学級閉鎖などになるケースもニュースで耳にしますよね。

ウイルスが人から人へ移る感染経路はほとんどが「飛沫感染」です。

ウイルスを含んだ唾液や鼻水などが咳やくしゃみによって周囲に排出され、そのウイルスが別の人の鼻や口から侵入して…という風に起こります。

なのでマスクはとても有効な予防方法。インフルエンザ患者本人はもちろん、周りの家族もマスクをすることで飛沫感染を防げる可能性が高まります。


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また、こまめに水を飲んで喉を潤しておくとウイルスが体内に侵入しづらいと言われています。免疫力を高めるためにバランスの良い食事と十分な睡眠も有効ですよ。

インフル検査が陰性でも油断禁物!

飛沫感染は「街ですれ違った人」「電車で乗り合わせた人」などからも感染する可能性があるのでマスクだけで完全に予防するのは難しいですよね。

ちなみに医療機関でインフルエンザの迅速検査を受けて陰性だった場合でも、罹患している可能性があるそうです。油断ならないですね!

子どもはもちろん、お父さんお母さんも早めのワクチン接種を忘れずに!これからの時期は特に体調管理に気を付けて過ごしましょう。

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