息子が手足口病に感染!保育園を休む目安って?対処法は?
全国的に手足口病が流行しています。国立感染症研究所の統計が開始された1981年以来、最多となっているそうです。
主に子どもの手足や口の中に発疹ができる手足口病の流行が続いている。7月28日までの1週間の患者数が、1医療機関あたり13.42人になったと、国立感染症研究所が6日発表した。1981年の統計開始以来、最多となった7月8~14日の12.67人を上回り、38都道県で、流行の警報を出す基準の5人を超えた。
出典:ヨミドクター
実は息子もしっかり保育園で感染し、小児科で「手足口病」と診断を受けました。しかし軽症のため一度も休むことなく登園し続けているうちに完治してしまいました。
感染症でも病名や程度によって「必ず休むべき」「様子を見て登園可能」などさまざまあるようです。
大流行中の手足口病について、保育園・幼稚園を休む時のボーダーラインを小児科の先生に聞いてまとめました。さらに予防対策と感染してしまった時の対処法もご紹介します。
また、手足口病といえば「子どもの病気」というイメージですよね。しかし大人でも感染してしまうケースがあるんだとか。
私は妊娠中なので「もし私も感染してしまったら、胎児に影響が出るのでは」とドキドキしました。実際のところはどうなのでしょう?
手足口病ってどんな病気?
手足口病とはウイルスによって起こる夏場に多い感染症。その名前の通り手の平、足裏、口内などに水疱状の発疹が出ます。
患者の8割が5歳以下の乳幼児。複数のウイルスが原因となって発症するので、同じ季節に何回もかかってしまうこともあるそうです。
くしゃみなどによる「飛沫感染」やウイルスがついた手で触ることによる「接触感染」が主な感染経路。子どもが集団で生活する保育園や幼稚園では爆発的に拡大してしまう恐れがあります。
症状は軽症で済むことがほとんどですが、まれに髄膜炎や脳炎を引き起こすなど重症化してしまう可能性があるそうです。
【体験談】息子の手足に赤い発疹…あせもと勘違い
7月末のある日、2歳の息子を保育園に迎えに行くと先生に言われました。「〇〇君の腕や足に小さい発疹あるみたいなんです」
どれどれ?とよく見てみるとたしかに何となく赤くぷつぷつしたものがあります。
当時、園で手足口病が流行っているのは知っていました、しかし手足口病といえば「水疱状の湿疹」と思っていたので、「うちの子は違うだろう。あせもかな」と思い込んでいました。
口の中を痛がる様子もなく、熱もなく、機嫌良好です。しかし念のため次の日、小児科へ。
医師は10秒ほど手足や口内を見ると「手足口病ですね」とあっさり診断。「えーーーそうなの!?」とびっくり。「なんの検査もしていないんだけど見ただけで診断しちゃうの?」と内心思いつつ。
医師によると、症状には個人差があるそう。「感染力も強くないので、軽傷なら保育園に行って大丈夫ですよ」とのことでした。
保育園・幼稚園を休む目安は?
医師から聞いた医学的な「軽症」の目安は以下の通りです。
- 熱がない
- 機嫌が良い
- ご飯を食べられている
- 発疹が水疱状になっていない
保育園にも確認したところ、医師の判断と同じく「軽症だったら受け入れ可能」とのこと。園指定の診断書(保護者が自筆で書く簡易的な書類)を提出すればOKでした。そして1日も休まず通ううちにいつのまにか治ってしまいました。
これは園ごとに基準があるらしいので、少しの発疹でもNGな園もあると思います。確認してみてくださいね!
感染した時の対処法
一度感染してしまうと飲み薬でも塗り薬でも有効な物はなく、自然治癒を待つしかないそうです。「高熱が続いているなら解熱剤を処方する」といった対処療法になります。
ほとんどの場合、5日から1週間程度で症状は落ち着きます。
もし口内に発疹ができて痛むなら、冷たくつるっとした豆腐、ゼリーなど食べられるものを少しずつ食べましょう。
柑橘系のオレンジジュースなどは刺激が強くて痛むかもしれないので避けたほうが無難です。
口内やのどが痛いと脱水症状になりやすくなっています。脱水症状には経口補水液が有効なので、ぜひ一家に数本常備しておいてはいかがでしょうか。
大人や妊婦は感染する?
大人でも感染する可能性はあり、子どもより重症化しやすいそうです。「子どもの頃にかかった覚えがある」という人でも免疫が消えてしまっていたり、別のウイルスが原因で罹患することがあります。
妊娠中の方は免疫が弱くなっているので、普段以上に病気にかかりやすくなっています。
もしかかってしまっても、現在のところ「手足口病と胎児異常との明確な因果関係はない」とされているそうです。治療薬もないので経過観察で済むことがほとんどです。
しかし出産直前に母親が罹患した場合、生まれたばかりの赤ちゃんに感染してしまう危険性があります。新生児が手足口病にかかると重症化しやすいと言われているので、感染防止のために注意が必要です。
ほかの妊婦さんや赤ちゃんへの感染を防ぐためにも、前もって医師に相談しておきましょう。
効果的な予防対策
こまめな手洗いとうがい、マスクの着用が効果的です。唾液や鼻水などの付着で感染するので、子ども同士のおもちゃの貸し借りにも注意してしっかり消毒したいですね。
便の中にもウイルスはいますので、お子さんが小さい方はおむつ替えの後はしっかり石鹸で手洗いをしてくださいね。
家庭内感染を防ぐためには「食器を分ける」「タオルを分けて毎日洗う」なども有効です。
楽しいお盆休み、体調を崩さないように!
いよいよ待ちに待ったお盆休みが始まりますね!不特定多数の人との接触が増えたり、遊び疲れて抵抗力が落ちるため感染症にかかりやすい期間でもあります。
家族みんなでこまめな水分補給を忘れず、睡眠をしっかり取って楽しい休暇を過ごしてください!
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