花粉×フルーツの組み合わせも!アレルギーの交差反応を知ろう
皆さんはアレルギーがありますか?
私は特定の虫に刺されると、以上に腫れあがって熱が出ることがあります。病院できちんと診断を受けたわけではありませんが、これも一種のアレルギーではないかと思っています。
特定の食物や花粉にアレルギーがある人は、構造が似た他物質にも症状を示すことがあります。これを「交差反応」と言います。
今回はアレルギーが起きる仕組みと交差反応が起きやすい組み合わせをまとめてみました。
なぜアレルギーが起こるのか
私たちの体には「免疫」という働きがあり、細菌やウイルスなどの病原体から体を守っています。抗体を作り、体内に侵入してきた病原体を攻撃して病気になるのを防ぐのです。
本来は病原体など有害なものだけを攻撃するはずが、何らかの理由で無害なはずの食べ物や花粉も敵と認識して過剰に攻撃してしまうことで様々なアレルギー反応が出てしまいます。
アレルギーの原因となる物質のことを「アレルゲン」と呼びます。
私たちの周りでも花粉症や金属アレルギー、食物アレルギーなどはしばしば耳にします。中には薬剤、プラスチック、ゴムなどに反応するケースもあるんだとか。
交差反応が起こる組み合わせ
交差反応が起こりやすいとされる代表的な組み合わせをご紹介します。当てはまるアレルギーがある人は「もしかしたら他の物質でも反応してしまうのでは」と慎重になったほうがいいかもしれません。
- エビ×カニなど甲殻類
- クルミ×ナッツ類
- ブタクサ花粉×メロン、スイカ(ウリ科)など
- シラカバ花粉×リンゴ、モモ(バラ科)など
- スギ花粉×トマト(ナス科)など
- ラテックス(ゴム)×アボカド、キウイフルーツなど
甲殻類同士、木の実同士…など似たような食べ物はやはり交差反応しやすいですが、花粉と果物の組み合わせもあるんですね!
例えばブナ科のシラカバとバラ科のリンゴは、同じバラ類に属しているため、アレルゲンの構造が似ていると考えられます。
気になる方は、自分がどのような物質に対して反応するのか、医療機関で一度検査をしてみると安心できますね。
自分のアレルギーを把握しよう
特に離乳食時期の子どもは食物アレルギー反応が出ないか心配ですよね。
中でも「鶏卵・牛乳・小麦(小麦ではなく大豆を含む考え方もあります)」は「三大アレルゲン」と呼ばれています。子どもに初めて与える時は特に緊張する食材ですよね。
子どもの頃にアレルギーの症状があっても、成長するにつれて改善されていく場合が多いとされているそうです。
しかし、アレルギーのメカニズムはまだ不明な部分も多く、人によって交差反応も多種多様です。
重症化したケースでは死亡例もあります。2012年、乳製品による食物アレルギーで学校給食を食べた児童が亡くなった事故は記憶に残っている方もいるのではないでしょうか。
自身の体質をしっかり理解した上で、アレルギーと上手に付き合っていきたいですね!
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