切迫早産で入院③早産の週数別生存率。目指すは「障害なき生存」
現在妊娠28週3日、切迫早産のため入院19日目です。子宮頸管長は現状維持できてます(^^)
やっと第一目標である「28週」に入ることができました。なぜ28週を目標にしていたかというと、赤ちゃんが早産してしまった場合でも生存率がぐっとあがるからなんです。
今回は、もし早産で生まれてしまった場合の生存率や考えられる後遺症についても調べてみました。鍵となるのは「週数」と「赤ちゃんの体重」です!
子宮頸管長の推移
この1週間の子宮頸管長の推移です。
27週6日 2.6cm
一週間前は2.2~2.3cmだったので、やや回復傾向にあります。とはいえ、あまり調子に乗らずに安静を続けたいと思います。
腹部エコーでは胎児の推定体重は1170gでした。おぉ大きくなってる!先週より200gほど増えていました。
腹部エコーの推定体重は測り方により前後20%くらいは誤差が出ると言われています。
長男の出産時は前日の腹部エコーで推定体重2400gと言われていたのですが、実際に生まれてみたら2882gもあってびっくりしたのを覚えています。
なので推定体重で一喜一憂しすぎないほうがいいとは分かっているのですが、順調に成長していると思うとうれしいです♪
在胎週数別の生存率
切迫早産に悩まされる私にとって気になる情報のひとつが「万が一、早産になってしまった場合にどのくらいの生存率なのか」そして「後遺症が残る可能性は」ということ。
医学的に早産と分類される22週から36週までの生存率をまとめました。早産の危険性がある赤ちゃんにとって一日でも長くお腹の中にいることがとても大切です。
「在胎週数が一日伸びるごとに生存率は1%上がる」なんて言われています。以前、助産師に聞いた話では「子宮の中の一日は保育器の1週間に相当する」らしいです。なんだか神秘的ですね(^^)
生存率だけではなく「障害なき生存(インタクトサバイバル)」を目指すためにもできるだけ長くお腹の中で育てたいというのがすべての妊婦さんの願いではないかと思います!
22週 30% 生存しても高い確率で後遺症が残る
23週 50%
24週 80% 生存率が格段に上がるが、後遺症の確率はまだ高い。赤ちゃんの体重は650g前後
25週 85%
26週 90% 未熟児網膜症の視覚障害が高い確率で起こる
27週 90%
28週 95% 第一目標の週数。赤ちゃんの内臓がほぼ完成に近づき、体重も1000gを越える。生存率はこれ以降、横ばい
29週 95%
30週 95%
31週 95% 体重は1500g前後
32週 95% 第二目標の週数。排泄機能が完成する。肺はまだ未完成
33週 95%
34週 95% 第三目標の週数。体重は2000g前後。肺を含むほぼすべての臓器の基礎が完成し、合併症のリスクが下がる
35週 95% 低出生体重児になる可能性は依然あり
36週 95% 体重2500g前後。早産に分類されるが正期産とほぼ変わらない
体重別の生存率
在胎週数に加え、もうひとつ大きな指針となるのは赤ちゃんの体重です。一般的には2500g未満を「低出生体重児」、1500g未満を「極低出生体重児」、1000g未満を「超低出生体重児」と呼びます。
一昔前は「未熟児」という言い方が一般的で、年配の方は今でもそう呼ぶことも。しかし小さくても身体機能に問題がない赤ちゃんもいるので発育状況や体重ごとに呼び方を変えるようになったそうです。
500g未満 50%
500~750g 70%
750~1000g 90%
1000~1500g 95%
2000g以上 97%
日本の低出生体重児の割合は年々増加しており、全体の9~10%を占めています。この40年間で赤ちゃんの平均出生体重は約200g減少しているんだとか。
これは高齢出産の増加により妊娠中のトラブルが増えたことや、医学の発展により低出生体重児をたくさん救命できるようになったことが要因と考えられているそうです。
ちなみに日本国内で最小の赤ちゃんは2018年8月に24週で誕生した268gの男の子!元気に成長しているそうで、医学の発展のすばらしさを実感しますね(^^)
慶応大病院は26日、妊娠7カ月(24週)の時点で体重268グラムで誕生した男の赤ちゃんが、大きな病気のない状態で退院したと発表した。早産などで生まれ、無事退院した男児としては世界で最も小さいとみられるという。
同病院によると、男児は子宮内で体重が十分に増えず死亡する危険性があったため、昨年8月に帝王切開し、誕生後は新生児集中治療室で感染症対策や栄養管理を行った。自力でミルクが飲めるようになり、今月には体重が約3200グラムに増え、退院した。出典:時事ドットコムニュース
早産時に起こりやすい後遺症
早産の赤ちゃんに起こりやすいと言われている症状の一例です。呼吸器や脳機能、内臓機能、視力などさまざまな疾患が起こりうります。また成長に伴って現れる発達障害の要因にもなると言われています。
数々の病名を見ると怖くなってしまいますが、医療機関で適切な治療をすれば救命できるケースが多くあります。過度に心配しすぎず優しく見守っていきたいですね。
【後遺症の一例】
- 呼吸窮迫症候群
- 新生児一過性多呼吸
- 未熟児網膜症
- 脳室内出血
- 壊死性腸炎
- 未熟児貧血
- 発達障害など
バランス抜群のごはんに感謝!
入院中の楽しみといえば何といっても食事。「病院食だから薄味で美味しくない」というイメージがあると思いますが、そうとは限りません!
現在入院している病院の妊婦食はなかなか食事がおいしくて毎食楽しみです。もちろん野菜たっぷりでバランスが取れていますが、薄味すぎずしっかり味付けしてあります♪
さらに妊婦さんは一般の方よりカロリーを多く取る必要があり、デザートや野菜ジュースも毎食のようについてくるのでこれがうれしい!
おやつまでしっかり食べているのに、なんと入院した時より体重が減りました。今まで自宅でどれだけ食べていたのか…反省です…(^^;)
おかげで赤ちゃんの体重も効率良く増えているのかな?感謝しながら日々過ごしてます♪
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